2018/11/19 21:03

長坂染革さん。

先月の、浅草エーラウンドでのご縁で
よかったら遊びに来てねー!と
気軽に声をかけてくれたのをいい事に、
まったく遠慮せずに、
しかも腕ミシンの師匠Bandyさんと
お教室の仲間を巻き込んで
先日お邪魔してきました、、

しかもしかも、社長さんにお話を聞きながら
工場の中を見学させていただくという
なんという贅沢な時間を過ごしました(๑˃̵ᴗ˂̵)

革という素材は、
タンナーさんと呼ばれる方が
[皮]をなめして[革]にし、その後

沢山の工程を経て、
鞄や靴の製品となるのですが

長坂染革さんの工場では、
その工程の真ん中で
主にキップ(仔牛と成牛の中間)のヌメ革や
その他国産ピッグスキンなどを

いろんな技法で揉んだり、
オイルや染料を染み込ませたり
顔料塗布、インクジェット、レザーカットなど
熟練職人の技と最先端のテクニックを駆使して

依頼主の要望に沿った革素材に仕上げています。

冒頭の画像は、作業途中の革で
下は、様々な表情に仕上がった革達。
見学時は、いろんな機械や技法を
説明して頂いたのですが
(詳しい事は企業秘密もありなので
 細かい事は省きますが)

ここをこうすれば、こうなるよ!
というような単純な事ではなく
それこそ、長年の経験と知識を組み合わせて
それでもうまくいかない時もあり
常に実験を重ねての、繰り返しである。

という事が、印象に残ったこと。

同じキップのヌメ革でも、
勿論一枚ごとに個性があるのだけど
仕上がりは個性よりも、どちらかというと
均一なクオリティを求められるのが
日本の市場だそうで、
プラス、流行りであったり景気であったり
いろんな事が、毎回違う。

長坂染革さんは、80年以上も東京の革産業を
支えてきた老舗の工場なのですが
それにもかかわらず、
常にその時の革と向き合いつつ
その時の、一番の仕事をしている。

凄い事です。

夫も私も、小規模ながらも自営業なだけに
(一見やりたい放題事やっている様に
 思われがちですがそんな事はない苦笑)
理想を持ちながら、実際と向き合いながら
長く事業を続ける事の難しさは
割と骨身にしみているだけに、
すごいなぁと、正直に思ってしまう。

革に関しては
腕ミシンを勉強し始めてから、素材として
少しずつ触れるようになったものの
知識はまだまだ薄く、感覚的にも慣れていないため
どの革のどの部位をどう使って良いのやら、、?

といった状態なのですが(*´Д`*)
今回見た事で、ほんの少し
親しくなれたような気がする。

帰りに頂いたいろんな資料で
忘れないように復習したり^_^

それにしても、こんなに沢山の工程で
大切に作られているんだな

愛しいのう〜( ^ω^ )

自分が革で何かを作る時は
そんな愛しい感じを
お客様にバトンタッチできる、
長く愛されて面白いものを作れたら
なんと楽しい事だなーなんて、
思ったりしております^_^

さーて、いろいろと
頑張るべな


「HANDS on NIPPON」
2018/11/23~2019/1/17
@HANDS広島店2階


ArteVarie49 @東京ビッグサイト
東2ホール ほ34
2018/11/24(土)


HMJ2019 @東京ビッグサイト
西ホール ブースNo. J−132
2019/1/12(土)13(日)


ArteVarie51 @東京ビッグサイト
2019/1/27(日)

***


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試行錯誤しつつ、常に良いものを制作し
お客さまにお届けできるよう
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